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1차 사료

사람이 하늘이 되고 하늘이 사람이 되는 살맛나는 세상
  • 기사명
    金山夜襲の實情
  • 이미지
    prd_0140_025 ~ prd_0140_030 (201 ~ 206쪽) 이미지
  • 날짜
일러두기

金山夜襲の實情

ダイナマイト掠奪事件は天下の一疑問なり、始めは世人一般之を以て天祐俠の所
爲なりとしたり、後ちには其掠奪者の誰なるや一切不明に附し了らる、天祐俠果し
て此掠奪者なる歟、天祐俠に非ずして天下又彼が如き壯絶快絶の演劇を爲し得る
ものある歟、さるにても一時の手段たりとは云へ、志士なるものが彼の如き不正不
義の擧動に出づるも不審なり、此邊の消息、必ずや奇奇怪怪たるものなくんばあら
ず、吾人次ぎに於て彼徒の爲めに聊か說明を試むべし。

金山は昌原府城を去ること一里許の山中、金場と云へる處にあり、之を所有するも
のは長崎縣人馬木健三なり。彼は朝鮮政府の特許を受け、十數年此地に在つて採
掘に從事し居るもの、今春獨人世昌洋行の後援に依り、基礎漸く立ち、事業亦漸次盛 大ならんとして礦山用の火藥は積んで山の如く藏せり。田中は流石曲物なり、劈
頭彼の山の貯藏額を調査し置き、以て他日の用に供せんと期せり、彼の胸中には疾
く旣に其借用の算を立て居たるものゝ如し。況んや一行中、平生馬木と相知るも
の吉倉、大久保等其人に乏しからず、故に他に話すに止むを得ざるの事情を以てせ
ば、必ずや其請に應ぜざることなからん、一行の期する所斯の如きのみ、是に於て乎
刺を通じて先づ彼に面せんことを請へり、

儀式として馬木に對する談判委員を立てたり、田中、鈴木、大原、時澤の四名は、年長を
以て其撰に當れり、四名乃ち進んで馬木の居室に入る、爾餘は暫く門外に在つて他
の返答を竢つ、馬木は四名を迎へて其來意を問はんとす、彼一句、是一句、世辭一通は
先づ濟めり、是に於て田中は、開口一番、其話頭を轉じ、漸く目的請求の鋒鋩を吐漏し
て曰く

我等十一人、今夕殊に此處に來つて公を訪ふに至りたる要を言へば、單に公が礦
山に使用せらるゝ所のダイナマイト火藥の類を相當の代價にて讓り受けんが
爲めのみ。世上禁制の爆發藥を突然斯く請求するに就ては、固より相當の理由を 述べて公が心を愕かさゞる樣勉むるの義務あるべし、本と我等十一名の者は、旣
に微軀を擲つて國家の犧牲に供し、今より直ちに全羅東徒の陣營を叩きて、我國
家の爲め之ぞ實效あらんと信ずる所の方策に仗り、痛快雄壯なる運動を試みん
と存じ居るなり。幸ひに此千載又得べからざる絶好の時機に際會し、一行の覇
氣は勃勃飛動して制すべからざれども、何如せん萬一に備ふべき充分なる自衛
の武器に缺けたり、是れ實に我徒に取て第一の遺憾と言はざるべからず。ダイ
ナマイトは此內地不穩の時世、公に於て或は不用たらん、我等乃ち其不用なる所
を乞ひ得て有用に供せんと欲す、公の許諾を得は、幸甚之に過ぎざるなり

言ひ終つて田中は其炯炯たる巨眼を以て他の顔面を一睨し、之が返答如何と待つ、
馬木は默聽して尋思し、漸くにして唯「困りました」の一語を漏らせり鈴木竟に忍耐
に堪ず、憤然席を進めて說て曰く

我等一行のもの、或は新聞記者、或は陸軍の將士、皆是れ社會に立つて堂堂たる地
位を占むる者なり。今隣邦變あり、其變延ゐて東方の大事たるに至らんことを
憂へ、殊に安心立命の地位を擲ち來つて九死一生の危道を踏まんと欲す、志業確 然、持節一貫、豈に世の所謂る好奇者の倣ひ得る所ならんや、公も亦均く日本人な
り、何ぞ速かに我徒の請ふ所に從はざる

大原、時澤、亦前者の意を補綴して、代る代る馬木に勸諭す、然れども馬木頑冥、終に乞
ふ所を容れざらんとせり、嗚乎天佑俠の事業は今や其第一着步に於て一頓挫を來
さんとするものゝ如し

待ちあぐみて吉倉は入り來れり、四人は言の聽かれざるを以て暫く憮然たり、旣に
して夜飯の時、到る、馬木は總ての來賓を接待せんが爲めに其用意を命ぜり、一行は
請ぜられて食堂に進まんとす、然れども吉倉田中の二人は衆に代つて猶ほ其談判
を繼續するの要あり、吉倉乃ち馬木に尋ねて曰く

公が我徒の乞を容さゞるに就きては、何等か其理由存せざるべからず、爆發藥取
締規則は單に海內保安の具たり、其效力固より海外に及ぶの理なし、此以外に在
つて憂慮すべき點あらば乞ふ先づ之を指點せよ、我れ必ず公の爲めに之を說破
せん

馬木は應へて曰く 余は朝鮮政府の特許の下に此鑛業を持續するものなり、然るに一朝國亂あるに
方り、其亂地に行かんとするものに對して武器を假さば豈に竟に彼れが政府の
譴責に觸れざらんや、其時に臨み俄かに周章して鑛業差止めの嚴命を免れんと
するも、事旣に己れに發せり、亦何如共濟すべからざるなり、是を以て固く公等の
乞ひに應ずるを得ず

吉倉曰く
果して然らば貴慮を苦しむるに足らず、我徒何ぞ必ずしも走つて東徒に投ぜん
や他の動靜を察して其義擧たるを明にせば之が爲めに事由を天下に公にして、
一世の同情を求むるに力むべく、若し夫れ眞個亂徒たるに過ぎずんば、官兵に聲
援して速かに之が討平に從ふべきのみ、故に今公に求むる所の火藥は畢竟自衛
の具たるに止る

馬木尙ほ確然たる答へなし、吉倉等は再三熟考あらんことを馬木に請求して、又食
堂に立ち去れり、旣にして馬木の意稍稍決する所あり、支配人奧田某を遣はして
吉倉を招き、戶外人なき邊に至つて共に興に密談し、終に吉倉の立案に屈從し、左の 條件に依つて火藥讓與の請求を甘諾する事となれり

馬木は天佑俠の請求に應ずべし、天佑俠も亦馬木の請ふ所を承諾せざるべから
ず。馬木は朝鮮政府に對する口實を得んが爲めに、總ての火藥を天佑俠に强取
されたる姿に裝ふの要あり。故に天佑俠は鑛山傭ひ韓人の目前に於て强取の
態度を示すべし、然る後支配人は必ず火藥庫の案內をなさん

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