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1차 사료

사람이 하늘이 되고 하늘이 사람이 되는 살맛나는 세상
二六新報 이륙신보
  • 기사명
    明治27年 12月 9日 せめては草 (七)
  • 이미지
    prd_0130_183 ~ prd_0130_186 (183 ~ 186쪽) 이미지
  • 날짜
    음력 1894년 11월 13일
일러두기

12月9日
●せめては草 (七)
天眼生

壯士機智脫虎口 (續)

サテモ山房に殘れる吾等三人は、前宵の蚊責めに
奪はれし睡眠の時間をば日中に恢復さんとて、持
佛の前に轉び寐爲し居りし折、忽ち耳を劈く警聲
は起れり、何事とも知らず眼擦りあへず見上ぐれ
ば、急先鋒に伴ひし韓僕、ワナワナ震へ乍ら八分
の韓語に一二分の日本語と手眞似を▣へ、サラミ
被拿了、死了、韓人無數行矣行矣、其意正に急先
鋒將に邑人に殺されむとす、敵は此所に攻め寄せ
來るべし、公等速に逃げよと云ふに在り、吾等は
齊しく飛び起き、刀を執れり、足鞋を穿けり、土
足にて室に戾り手拭を取れり、此間に發するは唯
畜生メの一語のみ、將に直に赴き救はむとす、斯 かる中にも一人は叫べり曰く朝鮮の鈍刀でやる故
間に合ふやら知れず、藥を持ち行かむと、再び室
に入り緊要の藥種二三種を小さき竹提籃にぶつ込
み腰に附けたり、此時僧房方に喧擾、圓顱盡く走
り出でゝ予等を止む、蓋し大事に及ばむを恐れ予
等を制し遁げしめむと欲するに似たり、予等只眼
光狂人の如く大喝して拂ひ退け、抑ふる奴をふり
飛ばして進む、時に日正に中す、天色烈火の如し
一趨一喘、十步一息、肚を押しつゝ飛ぶ、溪流を
超え松林を脫け、田圃を橫ぎり村路を走り、二十
町許りを夢の如くに跳び去り、京天の村端れに立
つ一巖丘を望むに至て初めて一安心、ゴッタリ路
傍の草に伏し互に顔見合はするに、面色共に藍の
如く、あへぎへぎて暫しは語葉無し、

固より斯くて止む可き事ならねば、手拭の汗を絞
ること三四回股引さへ脫ぎ捨て襯袗に犢鼻褌一つと
爲り、刀を背負うて復た走り、巖丘の下に至り又
一寸立止まり、ドーダ此處で一ツ閧の聲を揚げ樣
じやないか、少しでも響かば野郞ども周章てて刀
を止めるやも知れぬ、と發議して向ふを見やる折
こそあれ、怪しや不思議や喜ばしや、向ふより坊
主の肩に寄りそろそろ步み來る物體有り、頭上の
帽は正しく眞黑にして尖頭たる急先鋒の冠物
と認められたり、三人狂喜の餘り躍り上がつて遠
く呼ぶ、彼方は聞えしや否や分らぬ樣子なりしも
五七步近づく每に愈愈死せしと氣遣ひたる彼れな
ること分明となれり、乃ち復た走り行くに、どうや
ら背後に續く足音絶えしと思ひ、振りかへれば彼
れ在らず、怪みて三四間跡戾りするに、兩斑子は
眼を弔し上け唇頭を微動して倒れ居れり、九百子
も續いて戾り來れり、卽ち共に倒れたる者を介抱
するに、聲は微かなれど息は大丈夫なり、田の水
を掬して口に注げば、彼れ重げに手を揚げて吾等
に先へ進めと指示す、嗚呼一難纔に了して又一難
前を救はむか後を護らむか、兩個腦中互に紛紛、
面色却て火を點じ來る、

霎時にして兩斑子の斃れたるは、數日靜居の後急
に熱天を走りたる爲め、一時霍亂を惹起したるに
過ぎざるを悟り、之を舍てて先つ死生不明なる急
先鋒の方に進むに、近よるに從ひ彼れの活き居る
ことは知れたり、彌彌近づくに坊主は卽ち是れ山腹
の庵主、此日市に出てゝ買物する際、此人の危急 を救ひ得て、負ひ來ると曰ふ、卽ち急先鋒を路傍
草軟かなる邊に下ろし彼を勞はるに、見れば見る
程無殘にもしてやられたり、褌の切れ以て縛れる
彼れの後頭は血尙涔涔として出で、咬ひ取られた
る彼れの肩は襯衣ズダズダに破れて、ところごろ
血を流して紫斑を現はし、滿身の紅、腥風を誘ふ
去れど流石は急先鋒、氣は確かなり、吾等が復讎
に赴むかむを恐れ、頻りに山に歸れと勸む其聲さ
へも斷斷なれど、傷は咸な急所を除けたり、彼れ
が下山の目的たる小豆餠をば、南瓜の葉に入れ風
呂數に包みたる儘シカト握れり、吾等は如何にし
て彼が無事なるを得しか怪訝に堪えざれ共、委細
の事は後にて聽かむと期し、微笑しつつ彼が餠を
離さゞりし振舞を驚歎するに、彼れは凄き迄に凜
凜しき顔して、彼畜生……我に刀さへあらば……
咄…餠一つ置いて來ても殘念じやから……と云ふ
直に何點まで肝張りどこ迄意地强きやら知れぬ人
物なりけり、

是に於て吾等用意の藥籠を開き、先づ寶丹を出さ
むとするに、搖り落せしと見えて無し、乃ち沃度
粉ビダビダに傷に付け、手拭の繃帶もて更に緊め
直し、再び山僧に請ふて肩を假さしむ、傷者はナ
ニ單身で步行き得と云ふ、去れど开は只意地のみ
氣の儘には脚從はず、矢張肩に寄りて行けり、吾
等一人は更に先に進み霍亂の方を介抱し、一人は
畠に立てる韓人を拉へ來て之を脊負はしめ、前後
に護衛して山房に還る、還るや否や一同、寶丹と
水とに精を附け、寢せるやら衣物を解くやら、石
炭酸で洗ふやら軟膏を張るやら、野戰病院の八人
藝を濟まして初めて太息を吐き、南瓜の葉ぐるみ
ちぎりて餠を嚙みつつ、其まゝ起ちも得ず、ウト
ウトと睡れり、(此節未了)

●昨日の本欄、せめては草(五)は(六)の誤植

天眼子の『サラミ』『東學黨の眞相』句句皆
な實境に出づるの文字韓土の人情風習を精評細
論して眞相歷歷讀者の心に映ず今又其『せめて
は草』漸く蔗境に入り談の奇にして快なる宛然
明治の水滸傳なり之に加ふるに彼の曩に我社の
戰地探訪者として衆に先ち朝鮮に入り爾來一劍
韓の南北に出沒し或は成歡驛頭に淸兵の血を蹀
み或は平壤城畔に彈丸の雨を冒し遂に鴨綠江を
渡りて九連城に入りたる如囚居士の壯 快無比なる經歷談は兩三日後より揭げらるべし

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