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1차 사료

사람이 하늘이 되고 하늘이 사람이 되는 살맛나는 세상
二六新報 이륙신보
  • 기사명
    明治27年 12月 8日 せめては草 (五)
  • 이미지
    prd_0130_180 ~ prd_0130_183 (180 ~ 183쪽) 이미지
  • 날짜
    음력 1894년 11월 12일
일러두기

12月8日
●せめては草 (五)
天眼生

ふじ身と法蓮

同しく此所に落合ひたる中に、人情皆無且つビン
デーを屁とも思はぬを以て、ふじ身の稱を得たる
一人あり、此人物山僧を權柄附くに使役し、一夕
命せし水の拿來方緩怠なり迚サバル(井)を毁わせ
しとやらにて、太だ山僧の嫉惡を買ひたるが、其
れに引換え、予が退屈まぎれに唱へたる妙法の題
目は、彼等の御機嫌に協ひ、公はホーレンレンと
唱ふるを不思議の事と思ひしに、說明を聞けば法
華經に歸依するにて有りしよな、公は猛獸を呼ぶ
畏しき人ならで誠に好人じやじや、と云うて予を
▣負せり、蓋しホーレンの呼び聲は韓語大蟲の意
義に中れば也、去れば山僧は一方にふじ身の退去 を要求し、一方には予に惜しみの甘草湯を供し頻
りに愛想を爲せり、天が下の人情に二つ無ければ
韓人に對しても德の必要は同じ事ながら、斯かる
たわいも無き事にて嫌はれもしよい兒にも爲る其
工合、以てサラミの脆さ加減を觀るべし、
孤鞍追友三千里
蜑雨蠻風幾苦辛
斯かる所に突如として一友は追ひ來れり、ヤーと
一聲、視れは如囚居士なり、彼れは例の通り持つ
た物忽ち捨て去りしと見え、時計も洋服もなく、
二貫文ばかりの腰纏を投け出しつゝ破れシヤツを
扇いて曰く、ヅラリ全羅の海岸から八方四方尋ね
廻はつてベラ棒に酷い目に遇ふた、シカシ早かむ
べい、日に十三里十五里づゝ飛むだと、蓋し彼れ
ば最初東京より飛むで韓地に入り戰地探訪として
晉州に到り、形勢の變遷を見て卽ち京城に入り、
冒險的通信者の任を果さむ迚牙山の兵營を伺ひ、
淸兵に追はれて(勿論開戰前)京城に還へり、予が
入韓せる由を聞き、予を氣遣うて、更に釜山に赴
き全羅、慶尙二道を旁索して遂に此に來りし也、去
れば端なく逢着して互に先づ無事に驚き、忽にし
て談當時の形勢に移り、同志皆輪坐に爲りて相議
すこと多時、遂に後事に任え且つ保養を要する四人
を除き、他は盡く京城に急行することに決せり、如
囚囚ならず飛行に慣る、彼れは忽ち復た劍に仗つ
て同人を伴ひ、二夜と休まずして立去れり、尤是
より先二人の同志は疾くに京城に先發し居りしも
消息未た達せず待詫ぶる際故、此議は殊に速決し
たりし也、

廿三日の妖雲

予及び外三人山中に遺こされし翌日は記臆すべき
廿三日なり、此夕京城には早思ひ掛けも無く日本
人が大快事をやり附けしとは知り樣も無く、吾等
只千仞の絶壁上に危坐する想して、時時刻刻內外
の形勢を氣遣ふのみなりしが、神經過敏と爲れる
折は耳目見聞の外に、冥感默通を善くするに至り、
走る雲飛ぶ鳥の姿に緣りても心の卜形を斷すれは
一人不圖鷄籠山頭に起れる一抹の妖雲を認め、是
れ必ず京城に變起るの兆なりと叫べり、見ればイ
カにも濃黑中に深紅を點じ、是れまでに珍しき雲
の樣なり、諦視の後一同齊しく然りと贊せり、甲
は曰く、とふとふやつたかナア、乙は曰く殘念! 丙は曰くナーニ京城の先生方では支那公使館を燒
く位の所さ、大した事をやり得るものか……………
斯かる天文的妄想も、後に聞けは恰も事變に的中
せる想像なりしこそ今だに思ひ出るゝ次第なれ、

壯士機智脫虎穴

明くれば廿四日の早朝、四人齊しく起き、昨日の
妖雲は必定事變の兆と信すること迚、最早方針も手
筈も言ひ居る時節にあらず、何事を措いても京城
に飛はざる可からずと云ふ議期せずして相合した
りしも、奈何せん顧みれば先發の士に總てを交付
したる跡とて、囊裏僅に百文を剩すのみ、以て山
僧に酬ふるに足らず、以て馬匹を傭ふに足らず便
ち一策を案し、九百と兩斑二子山巓に赴き、太平道
人の後繼ぎに情を話し、寶刀一口を質として十五
貫文を借るべきに決す、然るに此朝兩斑子が見
たる奇夢の心に掛かり、沐浴して神に間ふに、☳☶
小過を得たり、予は熱心に無慾なる人の夢は必ず
神に通する次第と、夢の此判斷は必ず過たざるべ
き信仰とを告け、何やら心掛かり故今日丈は登山
を思ひ止まるべき旨を喩せり、二子亦何やら氣が
進まぬ心地す迚是に同意したるが、急先鋒は然ら
ば今日も無事に堪へざれば京天の市に出て餠なり
と買ひ來らむと云ふ、皆皆之に同じ煙草二束ねの
外は悉皆餠にす可し迚、渾べての所持金大枚一百
文を彼に渡せば、彼は韓僕一人を從ひ、ブラリブラリ
出て行きたり、然るに思ひきや禍は彼に在らずし
て此に在り、凡夫の淺猿しさ、二人の登山を止めて
一人の下山を勸めし下手判斷、頭かくして尻隱さ
ぬ類に墮ちむとは、
餠買ひの壯士は山を下ること一里にして京天の邑に
至り、今日を大事と寄り來る市日の群集に入り、
首尾能く目的物を獲て還らむとする折しも、腰に
無刀なる弱點に乘じ、例の彌次馬サラミは喧嘩を
吹掛けたり、最初の程は言葉通ぜねばよい加減に
あしらひしも、弱しと見て益益附け入り、愈愈暴
行に及ひたれば、壯士何ぞ得堪ゆべき、忽ち得意
の柔術以て寄り來る二三人を捕つて投げ、大音聲
日本語以て叱咜せるが、見る間に數百人の彌次馬
園みを爲し、口口に罵り合ひ、棒を揮り礫を飛ば
して攻め蒐り、果ては尺餘の石も飛び來りければ
勇猛無前の壯士も多勢に無勢逃るに若かずと決心
し、一方の血路を開いて山に向ふに、此方は病後 迚殊更息切れ、敵は脚達者のサラミ也、山坂逃る
間には捉へられむこと必定と氣附きたれば、再び取
つて返へして敵に向ひ、吶喊肉薄、或は蹴り或は
投け幾人を倒せば、敵はワーツと逃け出す、其隙
に復た走れば復た追ツ驅け來る、斯かる間に後頭
に當りし大石は頸の邊り一面を血ならしめ、脊を
打ちし礫は息を塞しむる計り也壯士終に力竭き精
窮まり、トーと地上に伏して僅かに呼吸を醫しつ
つ彼方を睜るに、敵は潮の如く寄せ來り、將に大
石以て壓し潰ぶさんとす、卽ち俄波と跳ね起き、
先きなる奴を足搦かけドシドシ倒す、倒せど彼方
は入り代はり押し來り、此方は早精切れたり、奈
何ともす可からず無念や!折り重なりて捕らへら
る!

野獸的サラミ共は此死人同樣の軀に咬ひ付き、石
以て頭を叩く抔せしが、尙息は絶えざれは、率摺
り初めたり、恰も彼等が下物に用ゐる犬の死骸を
率くが如く、石の上、溝の緣ところ嫌はず引き行
けり、遂に閭內の傍迄引ずり水あびせ掛けて息を
確かならしめ、徐徐嬲り方の慰みやりだしぬ、彌
次馬の大將三人正面に在りて壯士を後ろ手に廻は
し、其腕と脊の間に石を詰め、痛さに感覺も失せ
腕は早もげたらむと思はるゝ迄に緊め付け、顔を
目掛けて唾を引つかけ、耳を引張り髮の毛をむし
り、サモ心地よげに罵り合ふ樣子なりしが、キヨ
ロ眼の野郞は遂に鏽たる庖丁を携へ來り、何やら
相談し合ふたる末、傍なる小川に臨み、砂と土と
に摺り附けて硏ぎ初めたり、嗚呼人間にして人間
に非ざるサラミは牛の骨叩く庖丁以て今や將に可
惜有爲の日本男兒を慰みに料理し去らむとす、志
邦家に存して而して邦家の爲めに死する能はず、
空しく獸族の爲めに犬死を遂けむと欲す此間の心
情、恨か悲か、夫れ果して如何、夫れ果して如何
(未完)

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